琉球ガラスは、廃瓶のガラスを、人間の手で粗々しく、しかも単純に自然に生まれる色のままで、蘇らせたものです。その肌合は、まるで陶器のような温もりがあり特に「泡ガラス」の技法は、その感を強くします。
又土紋焼きという技法は沖縄の土を水でとかしその水の中に熱いガラスを入れる事で表面に模様、デザインが出来る新しい技法です。土の濃さ薄さで、又ガラスの温度差で色々な表現を生みだします。常に新しい技法に取り組みガラスの造形的な感性を追求しています。その技法と独特の感性に出会った、棄てられていた瓶から生まれた、ガラスたちはかって所有したことのない美しさを、引き出されとまどっているように見えます。1995年父である稲嶺盛吉の笛吹ガラス工房「虹」入社、以後沖展や工芸公募展で1995年父である稲嶺盛吉の笛吹ガラス工房「虹」入社、以後沖展や工芸公募展で数々の賞を取る。2015年独立し、琉球ガラス工房「絆」開業。数々の賞を取る。2015年独立し、琉球ガラス工房「絆」開業。