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琉球の伝統伎とモダンな感性が融合

fusion

沖縄伝統工芸の“粋” を集めて作り上げたかごバッグ、手掛けたのは日本を代表するブランドYUKI TORII で長年パリコレの イメージディレクターを務め、現在は自身のブランド<MAISON MAYUMI>を主宰するデザイナーの高野眞由美が2015 年に とあるきっかけで沖縄の数々の美しい手工芸に触れる機会を得、連綿と受け継がれてきた文化と技術を守り、活かしたいとういう 思いに駆られました。その思いを形にすべく各分野の優れた職人達に声を掛け、約3 年の歳月を費やして現代のお洒落に馴染む カゴバッグを完成させて、生まれたのがカゴバッグブランド( ル・コーゲイ) です。  

趣深い“クージ″の表情に島の豊かな自然が薫る。

素材に採用したのは沖縄産のトウツルモドキ。島言葉で「クージ」と呼ばれるこの蔓植物は、軽く強靭で弾力性に富むことから 民具など生活のさまざまな場面で活用されてきた。使うほどに手に馴染み、色が深まって艶が増していくのが特徴です。 編みは沖縄県認定工芸士の津嘉山寛喜さんを筆頭とした熟練職人と武蔵野工房では萩原弘子カゴ編みディレクター率いる編み手グループ。 ヒゴから丁寧に手作りし、クージの豊かな表情を活かすため全体は素編みでシンプルに。洗練された印象の中にも手仕事ならではの 温もりが漂う仕上がりです。

LE KOOGEIの商品について

琉球ガラスのオーナメント・花織みんさ

Parts

琉球ガラス職人の稲嶺盛一郎さんが制作した土紋焼きは、珊瑚土をガラスに溶融させて生み出した独特の模様が印象的です。

同じく琉球ガラス職人の兼次直樹、貴恵ご夫婦主宰の工房<雫>から醸し出されるガラスは現代アートの世界感を楽しめます。

そして、石垣市の<みね屋工房>が手がけた花織みんさは、旅の安全を願う守り布として沖縄で盛んに織られていた「花織り」の技法を用いた立体感のある手織物。

織り柄には四角モチーフの五四柄を採用し、いつの世も変わらぬ愛と平和への願いを込めている。 

LE KOOGEI 商品詳細

Products

LE KOOGEのバッグ内側は多彩なポケットを備えた機能的な作りでオープンポケット2 個、ペン差し1 ケ所とファスナーポケット。

そのファスナーポケットの引手には沖縄で魔除けのお守りとして親しまれている「さんぐゎー」のチャームを配し、そのチャームは取り外してお好きな場所に付け替え可能。

 

取り外し可能な革手持ち付きのカゴバッグは持ち手を外すとインテリアバスケとして有効利用。

被せ布の花織みんさをバッグに固定する為のオリジナルピンズを付属。

被せ布は取り外して、テーブルセンターに有効利用。

 

付属の外袋は黒のあづま袋となっていて、外持ちも可能。

デザイナー

LE KOOGEI デザイナー

Designer

髙野 眞由美

パリのファッションデザインスクールエスモードで学び、高田ケンゾー、イッセイミヤケ、山本寛斎ら同時代活躍した。鳥居ユキのもとで十数年パリコレのコンセプトディレクターを務める。

1999年独立、バッグ、財布のブランド“MYUAI”“MAYUMA”を立ち上げる。

2012年6月OEM,ODM業務拡大の為、株式会社ジル・インターナショナルを創設。

2017年4年、新たに海外を含めた事業開拓のため、MAISON MAYUMIのプライベートブランドを立ち上げ、9月パリ開催のPREMIÈRE CLASSEにて、沖縄伝統工芸との融合によるLE KOOGEI商品を発表・発売開始。

LE KOOGEIカゴバッグの素材

<クージ> LE KOOGEIカゴバッグの素材

Material

日本が世界に誇れる籐蔓

ル・コーゲイのカゴバッグの素材は「トウツルモドキ」という沖縄諸島に自生しているつる性の植物です。長くて丈夫な蔓を伸ばし、周囲の草木に絡みつきながら成長します。この素材の特徴としては強靭で弾力に冨み使うほどになじみ、色も薄緑から褐色系へと経年変化し、艶が出てきます。この素材の呼び名は各島々で違い、石垣島ではクージ、西表島ではクーチ沖縄本島ではトゥなどと呼ばれ、丈夫な結束材として生活のさまざまな場面で利用され,久高島では神女がこの植物の茎葉を頭に被り祭時を行っています。その素材にル・コーゲイは着眼しておしゃれなファッションバッグへと変身させました。

Artist

ル・コーゲイを支えるアーティストの仲間たち

Artists

編みかご

津嘉山 寛喜 (北谷竹細工)

沖縄県認定工芸士かご編み

LE KOOGEIのプロトタイプ製作者

祖父の代より3代続く竹細工職人。小学生の頃より父親の仕事を手伝っており、自身は沖縄
県の認定工芸士で竹細工で生計を建てる県内では唯一の職人。
長年の修行を経て平成元年に独立、基本をきっちり継承した技術により沖縄の伝統的なバ
ーキ(ザル)、ティール(カゴ)はもちろんのこと近年では花器、菓子籠、舞踊の小道具なども
手掛ける。1993年に沖縄で行われた全国植樹祭で天皇皇后両陛下がお使いになる「お手
植えの苗木入れ籠」の製作実績がある。

萩原 弘子

編みカゴ講師・作家

LE KOOGEIに息を吹き込んだカゴ編み作家

1984年 籐工芸を始める。
吉保靖子氏日本籐工芸教育センター講師過程終了。
長谷川正勝氏師範過程終了。
2002年より 全国公募美術団体「創彩会」に所属し、以後毎年出品
2016年~不定期で「萩原弘子グループ展」開催
2018年3月 「LE KOOGEI」のカゴ編みディレクターに就任
      以後、カゴ型開発に携わる。
2018年 第38回創彩展 文部科学大臣賞 受賞

琉球ガラス

稲嶺盛一郎 (ガラス工房 絆)

琉球ガラス「泡ガラス」の技法

琉球ガラスは、廃瓶のガラスを、人間の手で粗々しく、しかも単純に自然に生まれる色のままで、蘇らせたものです。その肌合は、まるで陶器のような温もりがあり特に「泡ガラス」の技法は、その感を強くします。
又土紋焼きという技法は沖縄の土を水でとかしその水の中に熱いガラスを入れる事で表面に模様、デザインが出来る新しい技法です。土の濃さ薄さで、又ガラスの温度差で色々な表現を生みだします。常に新しい技法に取り組みガラスの造形的な感性を追求しています。その技法と独特の感性に出会った、棄てられていた瓶から生まれた、ガラスたちはかって所有したことのない美しさを、引き出されとまどっているように見えます。1995年父である稲嶺盛吉の笛吹ガラス工房「虹」入社、以後沖展や工芸公募展で1995年父である稲嶺盛吉の笛吹ガラス工房「虹」入社、以後沖展や工芸公募展で数々の賞を取る。2015年独立し、琉球ガラス工房「絆」開業。数々の賞を取る。2015年独立し、琉球ガラス工房「絆」開業。

兼次直樹 (ガラス工房 雫)

ガラスチップを使った 琉球ガラス

家族・仲間・友人への感謝にひとしずく お客様への感謝にひとしずく 琉球ガラスを生み出し発展させてきた先人への感謝に
ひとしずく 沖縄の自然へ感謝のひとしずく 沢山の感謝の元 琉球ガラス工房雫のガラス達は生み出されています。
伝統を継承し新しく進化させた作品作りをして行きたいと思っております貴方の元へも幸せの雫をポトリ*
1985年 共栄ガラス工房入社
2004~2009年 沖展 入選 奨励賞 受賞
2009年 沖縄県工芸士認定
2014年 沖縄県中頭郡読谷村
「琉球ガラス工房雫 」設立

兼次貴恵 (ガラス工房 雫)​

ガラスチップを使った 蜻蛉玉

1977年 読谷村出身 2002年 吹きガラス「匠」工房 入社バーナーワーク制作開始 
2006年 琉球ガラス「てぃだ」工房 入社 2007年 沖展 入選りうぼう美術サロンにて「てぃだの輝き」工房展 開催
2008年 沖展 入選 2009年 沖縄工芸公募展 入選
2010年 沖展 入選 2012年 とんぼ玉工房ta-ma. 設立 
工芸公募展 入選
2014年夫婦で読谷村に琉球ガラス工房「雫」を設立。

花織みんさ

高嶺幸子花(織みんさ みね屋)

石垣島の花織みんさ創始織元

花織りは「花織り手巾(ティサージ)」として旅の安全を願う守り布として沖縄各地で盛んに織られていた歴史があり、伝統芸能の中にその形を残しています。畝ヤシラミ、花織、タテジマなどの色使いや柄にはいわれが残されています。
はるか南方の紋織物を想わせます。ニ色の経糸を畝織にして、その糸をすくい上げながら織る。タテ糸浮きは二色、ヨコ糸は裏面に浮き上がり、それぞれに表情の異なった花織り独特な布面になる織りの技法が花織りです。隆盛を極めた八重山上布の影で、久しく織ることが絶えてしまっていた花織りですが、1989 年に当工房主宰「高嶺幸子」が花織りの技法で織るみんさを「花織みんさ」と名づけました。現在もなお、古来よりの花織りの技法を探求しつつ、伝統と創造、現代生活の中で生かされる手織布の提案を続けています。